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悲しい想い出は 忘れなくていいよ。 大切にしまっていたらいい。 前に進む勇気が 君にはあるはずだから。。
悲恋詩「私の夏花火」
2018-08-29 Wed 00:00
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「私の夏花火」




見上げる花火 きみは 今は 誰と見ているのかな

ここにいるよ そう言っても 悲しみ 増えるだけ

涙でかすんで もう 見えないよ 元気かな 

なんて 馬鹿なんだろう 伝えたかった 好きですと






出逢った時が 夏 サヨナラ したのも 夏

線香花火 光る横顔 恋しちゃった 横に黙って

芝生に座り 見上げる花火 でもね 見ていたのは いつも 横顔だった

屋台 ふいに 手を取られ 並んで歩いた 嬉しくて 足がもつれた






触れる肩 熱い素肌 何処をどう歩いたか 覚えてないよ

指先に 焼きもち焼くぐらい きみで 一杯だった 

見つめられたら 横向いて 知らんぷり 嬉し過ぎて 恥かし過ぎて

どうして いつも 素直に なれないのかな 

小さな時も 今も同じ 未来も そうかな






あの日 あの時 短い夏は 追いかけても 逃げて行った 

そんな私 勘違いされた きっと 素直じゃないから 見つめないから

自分が嫌い 素直じゃない 見つめられない 好き過ぎると こうなるの

浴衣着て 横に居るだけで 嬉しかった 子供だったの きっとそう

そんな私 怖がりで 飛び込む 勇気がなくて 





傍に居るだけで いいなんて 思ってたから こうなったのかな

居なくなって 胸にぽっかり 色んなことが あったけど

夜空だけが 知っているかな 私の気持ち 戻れない夏の日

最期の花火 上がった 消えて行くね 私の夏花火





作品を最後まで読んで頂き、ありがとうございます。




2018/09/04追記 13:27
大阪在住です。
今、台風が近付いています。
まだ四国?13:27ぐらいなのに、相当風が強いです。

電灯が時々、パカっと、消えそう?になります。停電の可能性があります。
今までの台風とはやはり違うようです。

その他の原因でも、訪問できない場合もあり、
先にお知らせしておきます。雫。。


2018/08/22追記
昨日詩をほとんど描き上げて、でも気に入らない。
歌詞みたい?最後の一行がまだ、途中も削らないと、とか。

それが嘘みたいに、今日出来てしまった、やっと更新できる、嬉しくて。
もしできないと、また来年の夏まで更新できない、それが一番心配だったから。

動画を最初に見つけ、何度も聴いて書いたのがこの詩。
だから、動画探しをしなくて良かった。
写真も探して、良いものが三枚、迷ってこれが一番可愛いと、決めました。
新規の作品で更新できること、
来年の夏までまた悩まなくて良いことなど、いい日になりました。雫。。

訃報、さくらももこ さん
悲しいですね。
今年は、俳優さん、スポーツ界の方々も、
大好きだった方が亡くなっていかれました。
そして、今回の死、まさかの思いで、訃報を知りました。

偶然、最近Youtubeで、「ちびまるこちゃん」のアニメを、
何作か見ていて、懐かしくて可笑しくて。

また明日から、アニメを見ると思います。
ただ、今度からは泣きながらかもしれません。

私たち家族揃って、見ていたアニメでした、
いつも温かな、笑いと笑顔を頂きました、ありがとうございました。
ご冥福を祈りたいと思います。雫。。

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短心詩「馬鹿になれ」など4編
2018-08-22 Wed 00:00

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「恥じ」


今 

出来ないことを 恥じるな

自分には 出来ないと 

諦める心を 

恥じろ






「自(みずか)ら変われ」


人に

好かれようなんて 思うな

そんな ちっぽけで 卑しい心を持つな

人を 心底 好きになれ 

人を とことん 信じろ

きっと

人は 

きみを 好きにならずに いられなくなる






「怒り」


相手に 怒るな 

怒っている 自分に怒れ

ちっぽけな事に こだわっている 自分に怒れ

大切なものを 失くす前に 気づけ

怒りは 後悔しか 生まない






「馬鹿になれ」


夢に向かって 走れ

がむしゃらに 直向(ひたむき)に 

夢に向かって 走りもしないで

結果が さも見えているように話す 秀才になるな

自分を 最後まで信じる 

馬鹿になれ



作品を最後まで読んで頂き、ありがとうございます。







2018/08/20追記
この作品は2008/05/14に投稿した過去詩です。
動画を追加しました。
一月前、他の詩で動画を捜していたら、
この曲を聴いて、動画が無かったこの詩に合っているのでは?と。
今回投稿することに決めました。

写真も変更しました。
詩の心を表しているものをいつも捜しているのですが、探しに探してこの写真に。
雲、空、波、海、山、太陽、その組み合わせも、全て弱い印象でした。
大きさをブログに合わせて、430×640にしたのですが、迫力が全くなくなり、
元のままの641×800にします。
撮影された方もこの大きさでないと、写真の心が伝わらないと思われたのでしょう。

今、夏休み、小学生、中学生、高校生のみなさん。
そんな学生の人にも読んで貰えたら、嬉しいと思っています。
夢を持って、夢をあきらめないで、真っ直ぐに走って欲しいと思います。雫。。


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心痛詩「初めて届いた手紙」
2018-08-15 Wed 00:00
Photo by (c)Tomo.Yun
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「初めて届いた手紙」 




軍需工場 初めての恋 ただそっと見詰めるだけ
重なった瞳 勇気を出して 見詰め返した
始まった恋 言葉を交わし 幸せな日々


赤紙一枚 御国のために 引き裂かれた愛
愛する人 笑顔で言った 行ってくる
心配しないで きみの元へ 必ず帰ると

抱きしめる 手が震えていた 温もりが優しくて
歓喜の声に かき消された 絶望の悲鳴
見送りの駅 人目を偲ぶ 優しい瞳に涙




目の前に 敬礼の姿りりしく 触れること叶わず
敬礼ひとつ 抱きしめてもらうこと 無常の願い
狂おしい思い 互いに告げることもできず 出立の時は迫る

無常の汽笛 万歳三唱 蒸気の湯気が姿を隠す
動き出す車両 歩みだす一歩 また一歩
プラットホーム 駆け下りて 汽車を追いかけた

一言 せめて 一言 その願い 通じた
我が名を呼ぶ 愛する人の声 確かに聞こえた
しゃがみ込む 線路の石は 涙を吸いこんだ・・




長い年月 春夏秋冬 戦局悪化の知らせ
後少し もう少し 待つ終戦の願い
夏の朝 玉音放送 涙と共に希望を抱く

もうすぐ 帰ってくる あの人が
見送った駅 迎えに行く日々 希望の日々
薄化粧 綺麗だよと 言って欲しくて・・

駅で渡された・・手紙 一通 
ざわめく心 胸騒ぎ 否定の心繰り返しながら 
初めて届いた 手紙 哀しい知らせ・・





作品を最後まで読んで頂き、ありがとうございます。






2018/08/14追記
本日は3ヶ月ぶりに病院に行き、経過などを診てもらいました。
今現在、問題がないという事で、通院措置になりました。
ただ、その間の薬は2種類、他で脳梗塞の薬と合わせて4種類を。
毎食後に飲むことになりました。

4月の喀血、入院に比べれば、安心して毎日を過ごせています。
ただ、昨年の腰痛が治らず、
初めてコルセットを嵌めましたが良くなりません。
その為、あわないようなので外しています。

つい5年前までは、薬も病院も何もかもが、無縁だったはずなのに。
ある意味、全く安心しすぎて、それがこの結果なのかと、反省も。
ただ、今すぐ不安も無く過ごせていますので、ご安心ください。

皆さまには、本当に色々とご心配をおかけして、誠に申し訳ありません。
現在状況を、勝手ながらご報告させていただきました。雫。。


2018/07/16追記
この詩は2013/08/15投稿されたものです。

早いものです、最初に投稿した日から、丁度5年が経ちました。
人にとって不幸なのは、自由がないという事、夢と希望もないという事。
今、私たちは、自由も、夢も希望も持てる世の中に住んで居ます。
わずか73年前の事です。雫。。


2013/08/15追記
私の反戦詩です。
何もかもが制約されていた日々
自由も希望も未来も何もかもが・・
人を愛する事さえも夢も奪った時代が
やっと悲しい現実を残しながら終わった日です。
わずか68年前の、この日。

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純愛詩「夏休なんて大嫌い」
2018-08-08 Wed 00:00
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「夏休なんて大嫌い」




夏休み 
みんな楽しみって 言うけれど 
でもね私は 大嫌い 
だって 
学校お休みで 君に逢えないから
どこに住んでいるのか 何をしているのか 何も知らない 


ひとり 
定期券 ポッケに 家を出るんだ
逢えるはずの無い 君の影を捜しに
ガタンゴトン 
レールは 不安な心  知ってるように響く
揺れる車窓 茶色の校舎 行っても切ないだけなのに



駅はいつもと同じ 
斜めになったホーム 曲がったレール
何もかも同じなのに 
誰も居ない 君が居ない 私だけ ポツン
涙が出そう 
来なけりゃ良かった 後悔ばかり 背中が淋しい
座り込んだベンチ 
何本もの電車 入っては出て行く 私だけを残して


暑い日ざし 
指を包んだ 悲しそうなセミの声 耳に届いた
やっぱり行こう 学校 
逢えない君に 一歩でも近づきたいから
暗い階段 地下通路 
切れた蛍光灯 靴音ひとつ響いたよ
改札出たら 日差しが眩しい 
遠い道  長い時間が少し優しい


緑の街路樹 
蔭が優しい ひとりぽっちだから 気づいたよ
急な坂道 
見上げるたびに いつもドキドキ同じだね 君を捜してる
似ている 背中見るたびに
今日はラッキー! でも やっぱ アンラッキー!
嬉しくて 恥ずかしくて 
怖くて 心臓止まりそう でも今日は望みないよね 
 

坂道辛くても 
もしかしてって 思ってた ありえない奇跡 望んでた
やっぱ 無理ジャン 
子供みたいな夢 今も胸に 甘いんだよ って どこかで 
見えたのは 閉ざされた門 
私を拒んでる 来ちゃいけなかったんだ
涙が流れる 
ポロポロ どうしようもないぐらい 惨めな自分が見えるよ


でもね 
やっぱ 恋は盲目 あり得ない 奇跡を望んでる
乙女心 
駄目だよ 甘過ぎるよ 否定する心 さらに 否定する
青空見上げた 
ありがとう 晴れてくれて 雨 ずぶ濡れなら惨め
もう少ししたら 帰ろう 
何だか 吹っ切れた ユーターン 胸張って






不思議だね 
諦めかけたら 夢が飛び込んできた 嘘 まさか 奇跡が
白いシャツ 日焼けした顔 こぼれる 白い歯 
なんで 君が ここに
倒れそうになりながらも 見詰めた 
なんで 君も 私を 見詰めるの?
救急車 119番通報 心臓発作 転倒寸前 真っ赤な顔 心臓バクバク


互いに言った 
「なんで きみが ここに」 二人の言葉 ハーモニー 
何だか ここに 来たくて 来てしまった って 君が 言うから 
私も 同じ 
誰かに 会えるような気がして って 言ってしまった
偶然だね 
何かに引き寄せられたみたい って 嬉しい言葉 君が


うん って 言って 笑ったら
君も にこっと 白い歯見せてくれた
でも 名前も知らない 
何話そう そしたら 私の名前 呼んでくれた
え?なんで?知ってるの?
嬉しい不思議 ほんとに倒れて しまいそう
前から きみのこと 知ってる 
1年B組だよね 美術部だよね って


信じらんない 
何も知らないのが私で 君が知ってるなんて 不公平
でも 嬉しくて 涙でそう 
夢じゃない? ホッペ つねろうとして 止めた
ほんとに夢で 覚めたら 後悔するから 
どんな顔しているの?今の私
ねぇ かき氷 一緒に食べない?
君 誘ってくれた もち OKに決まってんじゃん


おしとやかに 座った 
君の隣 特等席 天にも舞い上がる 天女の心
何にする?考えた 
イチゴ大好き でもね 唇赤くなって おばQになったら困る
思考回路 ほとんど 停止状態 
店のおばさん あら 今日は特に 暑いね って
今日は 私の おごりだって 
ミルク金時宇治茶デラックスを ふたつ ハイ って


ありがとうございます って 言ったら 
また ふたりのハーモニー 揃って おばさん お似合いだねって
冷やかすもんだから 
恥ずかしくて嬉しくて 今日はデート? まさか 駆け落ちじゃないよね とか
でも 良かった 
笑っていたら ほぐれて打ち解けて 今初めて 校門で会ったと 正直に言えた
あんた達 きっと 上手くいくよ 
だって ほら 赤い糸が 指で繋がって 見えているよ って


えっ 互いの指先見詰め 
そんな嬉しい事言ったら ほんとに 泣きそうになった
見上げたら
空の雲が ハートに見えたよ
おばさんに ありがとう って 何度も言った
並んで歩いた 
急な坂道 君の袖掴んで 甘えた
こうなったら 夏休みの間 
ずっと くっついてやるんだ 絶対 離れないからと 決めたんだ
夏休み だ~い 好き!!!




作品を最後まで読んで頂き、ありがとうございます。




2018/08/06追記
この詩は可哀想な詩で、やっと投稿できました。

書いたのは、実は昨年2017/03/09でした。
夏に投稿しようと思っていたら、腰痛で夏休み前にブログを閉鎖。

今年も、夏にと思っていたら、また同じように写真と動画が見つからない。
焦っているうちに、もう夏休みに入ってしまった。

写真、何枚も貼ってはやり直して、やっとこれだと。
一部、詩も書き直して、これでいけると思いました。

あとは動画だけ、色々検索して、片思いで検索すると、イメージに合う曲が見事にヒット。
やっと揃いました、詩も喜んでいると思います。
みなさんも素敵な、夏休みをお過ごしください。雫。。

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童話「ともだち」
2018-08-01 Wed 00:00
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図書室へ行った。  
小さな茶色の本があった。
題名があった 「雫詩」 って。

その中のひとつに目がとまった。




「ともだち」




ちゅん、雀が、泣いた
大きな樹が、その鳴き声を聞いていた 。


「どうしたの?すずめさん?」
「あ、ぼくのこと? ・・・なんでも ないよ」

「そう、なんでも なかったらいいんだけれど」
「うん 、大丈夫だよ・・」


大きな樹は考えました
すずめが、足か翼を痛めているのでは?と、考えたからです 。


ちいさな動物は、自分の弱みを言いません。
嘘ではなく、生きるための知恵だからです。


樹はこの森にずっと生きてきて、力つきて、命を失くしていく者たちを見てきました。
だから、声をかけたのです 。


「よかったら、ぼくの幹の肩に乗らない?」
「うん、乗りたいんだけど・・足と翼、傷めたんだ。」


「やっぱり、そうかなって、思ったんだ。」
「え、分かってたの。」


「うん、その声悲しそうだったから、ね。」
「ばれちゃってたんだ、嘘、ついてごめんね。」


「ううん、いいんだよ、生きていくための、嘘なんだろ? しかたないよ。」
「ありがとう、声かけてくれて。」


「いいことある、ぼくの樹の幹の下に、ちいさな穴があるんだ、そこで暮らす?」
「え、ほんと?どこ、どこなの?」


「ほら、その、大きな石の横だよ。」
「あ、ほんどだ、ある。ぼくの大きさに、ちょうどいいや。」


「うん、そこで暮らしたらいいよ。 ずっといつまでも、いいよ。」
「ありがとう。」


すずめは、傷めた足を、すこし引きずりながら・・ 
樹の幹の下にある、小さな穴に入りました。


「どう?」
「うん、ぴったりだよ、温かいね。」


「アハハ、うん、ぼくもひとりだから、きみの温かさが嬉しいよ。」
「そうなの?こんなちっぽけな、ぼくの体でも?」


「そうだよ、きみは小さいけれど、とても温かい心を、持っているから。」
「うん、嬉しい、あ、虫がいるよ。この虫は、樹を食べる虫だよ。」


「え、そうなの 、怖いよ 困った。」
「心配ないよ、ぼくが追い払ってあげるよ。」


「お願い、助けてくれる?」
「うん任せてね、ぼくに 『はい虫さん 、外へ出るんだよ、いい?』」


虫は、今からこの樹を食べようとしていたのに、
すずめが来たので、慌ててみんな逃げて行きました 。


「アハハ、みんなどこかへ行っちゃったよ。」
「ほんと、助かった。きみは、命の恩人だね。」


「ううん、樹さんこそ。ぼくの命の恩人だよ。」
「これからも助けてね、ぼくもきみを温めるからね。」


「うん、一緒だよ、いつもね。」
「うん、いっしょだね。これからは、ふたり、一緒だね。」



寒い冬、今は二月、傷ついたすずめが生きていくには、
大変な季節でした 。


傷ついた足、飛べない翼では、食べるものも見つける事が、 出来ません。
だんだん、だんだん、やせ細っていきました 。


「?すずめさん、どうしたの?」
「うん、少しだけ、眠たいんだ」


「うん? 声、元気がないよ?」
「わかる? もしかしたら、ぼく死んじゃうかも、しれない・・」


「そんなことないよ、大丈夫だよ。」
「ね、樹さん、ずっといっしょに住んでいるけれど、名前は?」


「ぼく? ぼくはね、桜 って、いうんだよ。」
「桜 って、春になると咲く、綺麗な花の名前だね。」


「そう、知ってたの?」
「うん、お父さんに教えてもらった、とっても綺麗だよ って。」



「春になって、もっと温かくなったら、すずめさんにに見せてあげるね。」
「うん、でも、もう、春まで、生きていないかもしれない」


「だめだよぼくの綺麗な桜を見てほしいよ、すずめさんに。」
「うん、でも、もう眠たいんだ。ずっとごはんも食べてないし。」



「みんなに、声をかけるよ。すずめさんのごはんを持ってきて って。」



桜の樹は、みんなに声をかけました 。
森の仲間が、桜の樹に寄って来ました。


同じすずめたちも来ました、そしてそっと桜の樹の幹の穴に、
ごはんを届けました。
すずめは少しずつ、元気になっていきました 。




でも、
寒い寒い冬、元気をなくして、起きることも、出来なくなりました。



「桜さん、ぼくね、長く生きられないと思うんだ。」
「なんで?すずめさん?」


「だって、足と、翼が、動かないんだよ」
「うん、大変だね、でもね、自分で動かしていれば、治るかも知れないよ。」


「でも、だめだと思う。」 
「やりもしないで、駄目だなんて・・」


弱虫だよ、と、言いかけてやめました 。


小さなすずめ、短い命。
桜の樹は、もう何十年も生きてきたから・・




桜は、思い出しました ・・




一生に一度だけ、神様にお願いをして、奇跡おこす事が出来ること。
でも・・自分の大切な夢や宝物を、消されてしまう、悲しい掟があることも・・


「ねぇ、もし、ぼくがきみに、奇跡を見せること出来たら、考えを直してくれる?」
「奇跡?って」


「花が咲くのは、いつ?」
「えぇ っと、春だよね。」


「うん、今、季節はなに?」
「いま?今は冬だよ、春はまだずっと先だよ。」



「じゃぼくが、冬の今、桜の花を咲かせること出来たら、生きること、空飛ぶこと、もう一度頑張ってみる?」
「アハ、無理だよ、今は冬だよ。」


「うん、もしも、桜の花が咲いたら・・」
「うん、頑張ってみるよ、奇跡を信じて。」


「じゃ、ぼくの、穴から出てきてくれる?」


すずめは、穴から足を引きずりながら出てきました。
寒い冬、 それも夜でした 。
凍えそうな、 寒さでした。


「じゃ見ていてね、すずめさん。」


桜は、空の神様向かって、祈りました。



お願いです、ぼくの大切な、小さなともだちの、体を治すために、 命を救うために・・
冬の今、奇跡をおこす力を与えてください。


奇跡を見たら、きっと、足も、翼も、自分の力で治すこと出来ます ・・
ぼくの、夢や宝物が、消えてししまってもいいから ・・・



ふっと、桜にだけ、聞こえてきました 。



「本当に良いのか?桜の夢、春が来ても、もう二度と桜を咲かすことが、出来なくなってもか?」



桜は考えました、自分が生きている一番大切な夢、宝物は・・ 
春になると桜の花を、咲かすことだからです。


みんなから、綺麗だね って、言ってもらえる ・・
桜の樹の、たったひとつの夢が、桜の花を、満開に咲かせることだから・・



静かに、言いました ・・


「はい、もし、これから一生、桜の花咲かせること、 出来なくなってもかまいません。

どうか、ともだちに、奇跡があることを教えたい。 自分の力を信じて、生きていて欲しいから・・」




「その願い、聞きとどけたり。

ゆめゆめ、忘れるではないぞ・・ 

二度と桜の花咲かすこと、出来なくなることも、忘れるでないぞ。」



桜悲しかった 、もう二度と花を咲かせることが、出来なくなる・・


でも願いを聞いてもらえる、そのことも嬉しくて ・・

樹を震わせながら、泣いた 。



何も知らないすずめは、急に桜の樹が泣いたので、びっくりした 。



「ねぇ、どうしたの?桜さん」。
「ううん、なんでもないよ。」



と、だけ言ったまま、また泣いていました・・
そして、泣くだけ泣いたら ・・


空に向かって 

「神様!」

と叫びました



そしてまた

「願い叶えたまえ!」

と叫びました



・・・すると・・・



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